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Epic!Sans: Blue Shift大人

capelloc2026-07-09 16:18:08


理事は「覚えていろよ」と、負け犬の捨て台詞を放って帰っていった。



「…お待ちしておりました、先生。そしてそちらは、エピックさんでしたか」
「ああ。だがなんでオレの名前を?」
「あなたがたとは1度こうして顔を合わせて話してみたかったものですから…多少のことは知っています。例えば、あなたが、別の次元からやってきたこの世界にとっての異物だってこともね」
「連邦生徒会長が呼び出した不可解な存在であり、あのオーパーツ『シッテムの箱』の主であり、連邦捜査部、シャーレの先生」
オレは構えた。
が、先生に止められた。
「ご安心ください。私たちは、あなたと敵対するつもりはありません。むしろ、協力したい。
「は?」
「私たちの計画において、一番の障害になりうるのはあなただと考えているのです。私たちにとってアビドスなんて小さな学校は、全くもって大した問題ではありません。ですが先生、あなたの存在は決して些事とは言えない。敵対することは避けたいのですよ」
「bruh、よく言うぜ」
「おっと、そう言えば自己紹介がまだでしたね。私のことは、黒服とでも。この名前が気に入っておりましてね。私たちはあなた達と同じ…キヴォトスの部外者の者…ですが、あなた達とはまた違った領域の存在です…適切な名前がありましたのでそれを拝借して使っております。私たちのことは『ゲマトリア』、とお呼びください。あなたたちの用いる言葉で説明するなら、私が属する組織といったところでしょうか」
「黒服、ゲマトリア...」
「あなたたちと同じ不可解な存在だと考えていただいて結構です」
「ところで……一応お聞きしますが、私たちと協力する気はありませんか?」
「ない」
「あると思うか?」
「真理と秘義を手に入れられるこの提案を断ってまで、あなたたちはキヴォトスで何を追求するおつもりですか?」
「…私たちはホシノを返してもらいに来ただけ」
「今のあなたたちに、何の権利があってそのを要求を?生徒からの届け出を確認されていないのですか?」
「…「顧問」である私がまだサインをしてない…だからまだホシノは対策委員会だし…まだアビドスの副生徒会長だし…今でも私の生徒だから」
「そういうことだ」
「……なるほど。あなたが『先生』である以上、担当生徒の去就にはあなたのサインが必要……ふむ、なかなかに厄介ですね。ええ、確かにあなたの仰る通りです。他人の不幸よりも、私たちは自分たちの利益を優先しました。それは否定しません。私たちの行動は、善か悪かと問われればきっと悪でしょう。しかし、ルールの範疇です」
「は?」
「アビドスに降りかかった災難は、私たちのせいではありません。アビドスを襲ったあの砂嵐は、大変珍しいこととはいえ、一定の確率で起こりうる自然現象です。誰か明確な悪役がいるわけではない、天変地異とはそういうものでしょう」
「...」
「先生、"あの子たちよりももっと大切なこと"につかってください、放っておいてもいいではありませんか、元々、あなたの知るところではないのですから」
「断る」
「...では、エピックさん。あなたに関しては、この世界の住民ではない。あなたが何が目的なのはか知りませんが、彼女たちを助ける義理はないのでは?頼まれたわけでもない。自分からここに来たわけでもない。無視しとけばいいものを何故助けるのですか?彼女たちについていても何もない。それなら、私たちについた方が得では?私たちは、あなたにも協力してもらいたいのです。どうです?あなたもこちら側につきませんか?」
「オレがどっちにつこうがおれの勝手だろう?」
「なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?理解できません、なぜ?なぜ断るのですか?」
「…あの子たちの苦しみに対して責任を取る大人がいなかった…」
「だからあなた達はが責任を取るとでも?あなたはあの子たちの保護者でも、家族でもありません、あなたは偶然アビドスに呼ばれ、偶然あの子たちと出会っただけの他人です。そしてエピックさんは、たまたまこの世界に来ただけ。一体どうしてそんなことをするのですか?なぜ、とる必要のない責任を取ろうとするのですか?」